先に押さえるポイント

控除上限の目安は年収だけで決まりません。今年の給与・賞与、家族の所得、適用する控除をそろえ、2026年分に対応した試算で確認します。寄付済み額を差し引いた残りを、返礼品を探す予算にしましょう。

まず、去年の上限を今年の予算にしない

ふるさと納税は、寄付額のうち2,000円を超える部分について一定の限度まで所得税や個人住民税の控除を受ける制度です。昨年の給与が今年と同じでも、家族の所得や控除が変われば試算の前提は変わります。「昨年はこの額だった」という記憶だけで最後の寄付を追加せず、今年の資料を集めるところから始めましょう。

年収と家族構成だけの簡易シミュレーションは、最初の目安を把握するのに使えます。具体的な残予算を決める段階では、入力できる項目の多い方法で確認します。試算結果は控除の保証ではありません。入力日と根拠を一緒に残すと、賞与や年末調整の結果が分かったあとに見直しやすくなります。

給与は手取りではなく、対象年の資料から整理

給与所得者は、源泉徴収票の「支払金額」や、その年の給与・賞与の見込みを確認します。口座に入る手取り額を年収欄へ入れると、別の数字を使ってしまいます。2026年の途中なら、支給済み分と残りの見込みを分け、未確定の賞与を確定した収入として扱わないようにしましょう。

転職した年は、前の勤務先と現在の勤務先の給与を一覧にします。給与以外に事業、不動産、副業などの所得がある場合は、給与だけの簡易表で判断せず、その所得を扱える計算方法を選びます。売上と所得も同じではありません。税務上の扱いが分からない項目は、推測でゼロにせず、資料と相談先を整理します。

家族は人数だけでなく、年齢と所得を見る

配偶者控除や扶養控除は、単に結婚しているか、子どもがいるかだけでは決まりません。本人や家族の所得、年齢、生計など、適用条件を確認する必要があります。共働きの夫婦なら、それぞれが誰を扶養として扱うのかを年末調整の資料と照らし合わせ、同じ家族を二人で重ねて入力しないようにします。

家族が働き始めた、学生のアルバイトが増えた、親と同居するようになったなど、今年の変化をメモにします。税制には対象年による違いもあります。過去の記事の「年収の壁」をそのまま入力判断に使わず、2026年分の国税庁の説明と、利用するシミュレーションの対応年を確認してください。

控除は、源泉徴収票と今年の追加分に分ける

社会保険料、生命保険料、配偶者・扶養に関する控除など、すでに源泉徴収票へ反映される項目を整理します。そのうえで医療費控除や、年末調整で扱っていない項目などを分けます。どの入力欄に何を含めるかは計算サービスの説明に従い、同じ支払いを複数の欄で重ねて入力しないことが大切です。

iDeCoなどの個人型確定拠出年金の掛金は、一定の掛金控除の対象となります。住宅ローン控除などの税額控除も、年収だけの早見表では把握しにくい条件です。控除があるから必ず上限がいくら下がる、と一律の金額を引く方法は避け、該当項目に対応した試算や税務相談で確認しましょう。

試算のあとに、寄付済み額を差し引く

試算した目安と、今年すでに完了した寄付の合計を別々に記録します。複数の申込サイトを使った場合は、全サイトと自治体への直接寄付を合算します。家族が別々の名義で寄付しているなら、寄付者ごとに整理してください。返礼品がまだ届いていない寄付も、寄付の記録として確認する必要があります。

収入の見込みが変わる場合は、一つの数字だけで予算を決めず、想定が変わったら見直す予定を入れます。少し余裕を残す考え方はできますが、何%残せば安全と保証できるものではありません。残りの予算が確認できてから、食品の量や保管場所を選ぶと、返礼品を見て寄付額を増やす迷いを減らせます。

数字が固まらないときは、相談の材料を作る

質問するときは「年収はこのくらい」だけでなく、対象年、給与の見込み、家族の所得、使う控除、寄付済み合計を一枚にまとめます。源泉徴収票や控除証明書に不明な欄があれば、欄の名前も控えます。個別の所得や控除に関する判断は、税務署や税理士などへ確認すると、どの前提を直すべきかがはっきりします。

当サイトの予算フィルターは、確認した寄付予算の範囲で返礼品を探す機能です。所得情報から控除上限を算定する機能ではありません。税務資料の確認、寄付総額の整理、返礼品の比較という順序を守ると、年末に候補を選ぶ作業と、控除の判断を混同せずに進められます。

申し込み・手続き前の確認リスト

  • 利用する試算が2026年分に対応しているか確認する
  • 給与・賞与は手取り額と分け、複数の勤務先も整理する
  • 本人と家族の所得・年齢、今年の変化を確認する
  • 控除の二重入力を避け、全サイトの寄付済み額を合計する

よくある質問

昨年の源泉徴収票だけで、今年の寄付額を決めてもよいですか?
昨年の資料は入力項目を確認する参考になりますが、今年の上限を保証しません。給与・賞与、家族の所得、控除の変化を反映し、対象年に対応した試算で見直してください。
夫婦の控除上限を合算して、片方の名義で寄付できますか?
寄付者ごとに収入や控除を確認し、本人名義の寄付を整理します。夫婦の試算額を単純に足して一人の上限として扱う方法は避けてください。控除を受ける本人と寄付の名義を確認しましょう。
上限の目安まで寄付すれば、必ず自己負担2,000円ですか?
試算は入力した前提に基づく目安です。実際の収入や控除、寄付総額、手続きの状況で結果が変わります。上限や控除額を確定したものとして扱わず、必要な申告・申請も進めてください。

参考にした公式情報

制度の対象条件・受付・配送は、寄付先と各公式窓口の最新案内を確認してください。

暮らしに合う条件で、候補を並べる。

寄付予算、容量、保管、発送条件をそろえて比べましょう。

このテーマの返礼品を探す